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 2016/12/21(水)11:54:56

iDeCo普及のために改善してほしいこと(その2-投資信託の情報開示)

個人型確定拠出年金(iDeCo)普及のために改善してほしいこと(その2)は投資信託の情報開示です。

一般に販売されている投信を購入するときには必ず「交付目論見書(こうむもくろみしょ)」を読むことになっています。交付目論見書については様式が統一されているので、どの投信も「商品分類・属性区分」があり、そのあと「ファンドの目的・特色」「投資リスク」「運用実績」「手続き・手数料等」の順番で説明がなされています(用語も統一されています)。


一方、iDeCoの場合、資料料請求をしても、商品紹介の冊子で投資信託の紹介は各商品1~2ページほど。例えば、TAA型(タクティカル・アセット・アロケーション=相場に応じて機動的に資産配分を変更する)のバランス型などを取り扱う運営管理機関もありますが、投資方針、投資対象、投資制限の説明はごくわずかで、「これで理解できるの?」と思ってしまうようなものもあります。

iDeCoについては企業型DCのように導入時教育で商品について説明をされる機会もありませんし、投資経験のない人も多く、商品選択をする上での情報開示が不十分なのではないかと思ってしまいます。


 運営管理機関の中には、WebのDC専用ページで商品を詳しく紹介していたり、交付目論見書にリンクしているものもありますが、送付資料と同レベルの開示にとどまっているところも多いのが現状です。中には過去の実績として掲載しているのが「リターン」のみというとことも(さすがにこれはひどい)。

企業型も含め、DCの投資信託の開示資料については見直す時期に来ているのではないでしょうか。法律が異なるとか、所管が金融庁と厚労省で異なるとか、いろいろあるのはわかりますが、一般の人からみたら、「同じ商品を買うのに、買う場所によって開示も、用語も異なる」のは不親切です。以下、できるとことから、ぜひ改善をお願いいたします。


 ■交付目論見書へのリンクを張ってほしい
郵送ですべての交付目論見書(のような概要説明書)を送るのは難しいかもしれませんが、せめてWEB上だけでも、投信を運用する運用会社のHPに記載されている「交付目論見書」にリンクを張るなど、加入を検討している人、加入者が読める環境を整えてほしいです。

 ■
運用実績については「運用報告書」や「運用レポート」をみせてほしい
同様に、運用会社が作成している「運用報告書」や「運用レポート」を読めるようにしてほしいです。


用語・順番を交付目論見書と統一してほしい
交付目論見書とDCの商品説明書では用語が異なったり、運営管理機関によって用語がバラバラだったりします。この辺もぜひ統一してほしいですね(例えば、「運用管理費用(信託報酬)」→「信託報酬」、「繰上償還」→DCでは「償還条項」など)。

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