10月1日に琉球銀行が「野村のiDeCo」の取り扱いを開始し、自行の「りゅうぎんiDeCo」プランを売り止めとすることを発表しています(「りゅうぎんiDeCo」プランの加入者さんの報告で知りました)。
●琉球銀行 ニュースリリース(2018.10.01)
個人型確定拠出年金の新プラン「野村のiDeCo」取り扱い開始ついて
●野村のiDeCo
琉球銀行は「野村のiDeCo」への移換を促しています。
-野村SBI證券のコールセンターのほか、琉球銀行の窓口でも問い合わせに応じる。
-運営管理機関の変更→移換となるため、資産は現金化される。
-移換には一定の期間がかかる。その間運用指図等はできない
-野村證券のiDeCoの口座管理料は残高100万円以上または月々の掛金額1万円以上であれば、167円/月(年間2004円)。条件を満たせば、運営管理機関の中では最も低いです(窓口での取り扱いはなく、ネットとコールセンターのみ)。商品の品ぞろえも悪くありません
もっとも、必ずしも野村證券のiDeCoに移す必要はなく、この機会にほかの運営管理機関に移換することも可能です。この機会に自分でも調べてほかの運営管理機関に移換するという選択肢もありますね。
例えば、ネット+コールセンターでOKなら、SBI証券や楽天証券、マネックス証券、(一定条件を満たせば)みずほ銀行、窓口等のサポートを希望する人はイオン銀行、りそな銀行、ろうきん、三井住友銀行など。
琉球銀行はまだiDeCoという愛称のない頃、個人型確定拠出年金の黎明期からがんばっていた金融機関のひとつだったので、撤退は残念ではあります。ただ、2017年の対象者拡大以降、運営管理機関の新規参入や商品のリニューアル、投信の低コスト化などが一気に進んだので、致し方ないのかもしれません。