2017年4月に初著書『投資信託にだまされるな！』を出してから、この4月でちょうど10年になります。

何とか干されずに（笑）、仕事を続けてこられたことに感謝しつつ、あと10年くらいは資産形成＆コツコツ投資の普及にまい進したいと思っています（→回遊魚ではないので、あくまでもマイペースで…苦笑）。

タイトルだけ見ると、投資信託を全否定しているように思われるかもれませんが、そんなことはありません。
コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べ（東京）で一緒に幹事をしている、投信ブロガーのrennyさんが、以前ブログでこんなことを書いてくれました。

「この本のタイトルには2つの意味が込められているとボクは感じています。一つは、第1章の「こんな投信は買ってはいけない！」に挙げられているような要注意商品にだまされるな！ということです。これは、投信に接点のある方、既に始めている方へのメッセージです。

もう一つは、投信に接点の無い方、食わず嫌いの方、過去に痛い目に遭ってもうコリゴリという方へのメッセージだと思うのです。投資信託と聞いた途端「いやいや、そんなものには関心ありません」という人に、投資信託って素晴らしい可能性を持っているんですよ！ということを伝えたい、という含意もあるように感じています」

まさにその通りで、とくに現役世代の方がうまく活用すれば、資産形成のツールになるよということも含めてお伝えしたかったのです。実際、「竹川さんの本を読んで投信の積立を始めました」といった言葉をかけていただくと、嬉しい気持ちになります。

私は『キャピタル』の日本版（=日本で運用的にも、経営的にも成功した独立系の運用会社の本）を書くのが夢なので、それを書くまではがんばりたいとは思っていますが…相手と私の体力しだいですね（笑）
引き続き、よろしくお願いいたします！

＊写真は2010年に来日した、チャールズ・エリス氏を囲んで。