ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズが「全世界株式インデックス・ファンド」を新規設定します。
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公募投信で、一般の人が購入できる模様です(ラップやSMA専用ではないとのこと)。
この投信は、MSCI All Country World Index(MSCI ACWI=アクイ)に連動することを目指すインデックス投信です。これまでインデックス投信のベンチマークで使われてきたMSCI ACWI(除く日本)ではなく、日本を含むため、これ1本で世界の株に分散投資することが可能になります。
個人が1商品で世界株に分散投資する場合、バンガードのVT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)やブラックロックの「iシェアーズMSCI ACWI ETF」のような海外ETFに投資するという選択肢はありました。ただ、初心者にはハードルが高いという声が多かったのも事実です。
一方、公募のインデックス投信を使うと、複数の投信を組み合わせる必要がありました(セゾン投信の資産形成の達人ファンドのようなファンド・オブ・ファンズ形式のアクティブ投信はある)。今回の全世界株式インデックス・ファンドは、積み立てにも向く公募投信での設定という点がメリットです。
新規設定ではありますが、投資対象となっているマザーファンドの純資産総額は2017年6月末現在、以下の通りです。
・外国株式インデックス・オープン・マザーファンド:1621億0634万9636円
・ジャパンエクイティ・インデックス・マザーファンド:57億4247万6054円
・エマージング株式インデックス・マザーファンド:23億3196万7796円
手数料は
・購入時手数料:上限2.16%(税抜2.0%)。つみたてNISAでの購入の場合はなし。
・運用管理費用(信託報酬):年率0.5184%(税抜0.48%)
そのほか、
・信託財産留保額(手数料ではなく、信託財産に戻される)は0.3% となっています。
販売金融機関なども含めて、今後の動向に注目したいですね。