今日(2016.4.27)の日経新聞44面(文化欄)・私の履歴書の下に、りそな銀行の広告が載っていました。何の広告かと思ったら、個人型確定拠出年金の広告ではないですか!! 最近では某メガバンクの店舗で個人型DCの簡単なリーフレットを目にするようになりましたが、日経新聞への広告掲載は正直びっくりしました。
りそな銀行は、(2013年に著書を発売した当時からみると)商品をリニューアル。今では運用管理費用(信託報酬)が年0.1~0.2%台の低コストのインデックスファンドをそろえています。また、口座管理手数料も年3792円と相対的に低い水準です。
また、りそな銀行はネットや電話に加えて、全国約600店舗で17時まで相談できるのが特徴。個人型DCはネットや電話で資料を取り寄せて申し込むケースはほとんど(あるいは指定の一部店舗だけの取り扱い)。手続き上の質問ができることをメリットと感じる方もいるかもしれません。セミナー終了後に資料を取り寄せてみたものの、記入方法がわからないという方は意外と多く、そこで挫折してしまったり、数カ月経ってしまったりするケースもあるからです(逆にネットで十分という方もいるでしょうし、有料でFPに相談するという選択肢もあります)。
現在衆議院で審議されている「確定拠出年金法等の一部を改正する法律案」が成立し、2017年1月からほぼ全ての人が個人型DCに加入できるようになると、もしかしたら、こうした個人型DCの広告も目につくようになるのかもしれません。ただし、金融機関(運営管理機関)は1社しか選択できませんし、商品の品ぞろえや口座管理手数料等も異なります。今以上に金融機関を選ぶ目を養う必要がありそうです。